『加陽麻里布(かよう まりの)』司法書士YouTuberの経歴や「あさなぎコンサルティング」の活動に迫る!
遊びの限りを尽くしていた学生時代から、ど根性で乗り切った司法書士試験(合格率約3%)など、とてつもなく広いふり幅の人生を歩まれている司法書士YouTuberとして活躍する加陽麻里布さんの、過去の経歴から現在の活動、魅力の詰まった人間性について調べてみました。
加陽麻里布とは?
コンサルティング会社と司法書士事務所を経営している実業家の顔と、 政界で話題沸騰のNHKから国民を守る党の党員として活動する政治家の顔を併せ持つ、現役司法書士YouTuberです。
2018年8月に動画投稿を開始して現在までに632本の動画をアップ、チャンネル登録者数2.4万人と総視聴回数471万回を誇っています。
加陽麻里布の経歴、高校、司法書士といての活動
あさなぎコンサルティングを運営している 加陽麻里布(かよう まりの)さんは、1992年8月生まれの現役司法書士・政治活動家です。祖父は航空隊の隊員という家系で育ちました。2歳からピアノを習われており15年ほど続きました。*現在はヴァイオリンを嗜んでおられます。
『本気を出すのは'一般の大卒の人たちが働き始める)22歳から』と決めており、それまでの学生時代は自由に遊ぶことに力を入れて勉強はあまり手を出していなかったそうです。高校は通信制の学校に通い、ギャル系「ageha」のモデルに憧れていて、「d.i.a.」の服(*いわゆる派手系)ばかり着ていたそうです。
「このままではヤバイ」と危機感に煽られ、22歳から計画通りに動き始めます。「やりたいことがないならとりあえず勉強しろ」という言葉を見つけて乗っかり、就職に困らなさそうという理由で宅建を取得しました。
そして、西新宿にあるワンルーム専売の不動産会社でキャリアをスタートさせます。しかしその会社はかなりのブラック体質で「毎月ひと部屋以上売らないと話にならない」というゴリゴリの体育会系の文化で、2年も在籍すれば中堅社員になれるという過酷な環境でした。
加陽さんは時にお客さんから「死ね」と辛らつな言葉を浴びつつも、2年半ほど毎日テレアポ、街頭で名刺交換や呼び込み営業など根性を見せメンタルを鍛えました。一方で、成果報酬型で羽振りのいい時は月に手取りで61万円ほどの給与があったそうです。
しかし、一生不動産屋を続ける自信はなく、”高卒でも資格が取れて”、”自分で独立できる”、そんな職に就きたいと、本屋に駆け込み分厚い『資格大全」系の書籍をめくった時に見つけたのが司法書士という資格でした。
当時はほとんど知識がなく、”弁護士の補助的な役割をする人”誤解していたそうです。ただ、結婚しても子供がいても仕事が出来てなおかつ社長になる夢を叶えられるチャンス、そして資格を持つことで高卒の自分でも社会的な信用が得られると直感しました。
さっそく不動産を退職して勉強に取り掛かりますが、今までの人生で真剣に勉強をしたことがなかったので最初は方法が分からずに苦労したそうです。勉強量は物凄いながらも無駄な部分が多かったと振り返ります。朝の4時に起きて、夜中の2時ごろまで勉強するなど、ストイックに机に向かう日々で、1週間に1度は風邪を引くなどしょっちゅう身体を壊したそうです。
1回目の試験までは9カ月しか時間もなく、残念ながら不合格となってしまいました。しかし得たものはあり、その後は試行錯誤の上に自分に合った勉強スタイルを確立。朝はかならず身体をほぐすストレッチをする、模試には1番乗りで行く、手帳には自己啓発を書き連ねるなど、諦めずに奮闘した2回目の試験で合格率3%ほどの難試験の合格を掴み取りました。
そして、資格の総合スクール株式会社東京リーガルマインドに就職して、資格取得のための勉強内容の制作に携わりますが「仕事がものすごくつまらない」と感じて数か月で辞められました。
次に東京都中央区の司法書士事務所に入所します。ここは基本的に新人といっても放置される文化で、案件が降ってきてもやり方は一切教えてくれない中で、能動的に動く力を養ったといいます。
1年を待たずして実力がメキメキと着いたのを実感し独立開業に踏み切ります。資金はありませんでしたが、直ぐ開業に動くために知人から100万円を借りました(実際に使用したのは30万円ほど)。「とにかく日本一」を目指して株式会社あさなぎコンサルティングとあさなぎ司法書士事務所を開設して、経営者としての歩みを始めました。
登記など機械的な手続きだけではなく、たくさんの人と会い”面白い”と感じる裁判や、信託、相続など仕事を領域を広めることや、司法書士の新しいスタイルや分野を開拓をすることを目標に奮闘されています。
そんな中で、情報発信の一助として司法書士の本当の魅力を伝えたり、おしゃべりが苦手なので話すことの練習をしたり、事務所や司法書士としての自分の宣伝・PRも兼ねてYouTubeを始められます。”目立つこと”の手段として司法書士に関係のない、人が興味を持ちそうな話題を投げるなど戦略的に展開されております。
もっと自分の司法書士という仕事をたくさんの若い人に知って欲しくてYouTubeをやっています。小学生にも知ってほしい。夢があります。
— 司法書士 かようまりの (@asanagi_co) 2018年10月17日
小さなボタンから、大きな世界へ動画を通じて情報発... #NewsPicks https://t.co/uIS8I5ccyL
粛々と動画活動続けておりましたが、N国党の党員からNHK撃退シールを受け取ったエピソードを動画で話していたのをきっかけに、NHK党首の立花孝志からコラボ依頼が来て知り合います。
以降、司法書士は140万円以下の簡易裁判になることが可能で、N国党は数万円で訴えられる案件が山ほどあった中で、仕事のパートナーとして協力している内に、N国党と親身になり立花孝志さんと交際するまでに発展していきました。昔から自分には無いものをたくさん知っている魅力を感じて歳上の人と付き合ってきたので抵抗は全くなかったそうです。
また、N国党と共に訴えられた人の支援をしていくうちにNHKの横暴さを目の当たりにして、正義感に駆られた結果、自身もN国党に入党して政治活動にも乗り出します。足立区選挙では当選ラインに達していたものの、公職選挙法の住所要件を満たさないとして無効になりました。この件は現在も裁判で係争中とのことです。
そんな紆余曲折の系譜を辿っている加陽さんですが、プライベートもバイタリティに溢れた生活を送っています。好きなYouTuberは生年月日と血液型が同じというレペゼン地球のDJ社長のファンを公言しており、最近はついに対面を果たすことが出来たそうです。
DJ社長、、、、ずっとずっと会いたかった、、、 pic.twitter.com/HY2wwZ6Xse
— 司法書士 かようまりの (@asanagi_co) 2019年9月16日
また、大の酒豪で兎に角ビールが大好きで最初の一杯から最後の一杯まで、時に記憶をなくして、家の中でお財布を無くす(電子レンジに閉まってしまうなどして)ほど飲まれるそうです。また、吸っていた煙草を辞めてからコーヒーにはまり一日6杯ほど飲まれます。超偏食家で野菜は一切口に入れず、肉と魚のみを入れるそうです(ビール・コーヒー・水・肉・魚で食生活が完結しているとのこと)。
インドアな趣味も多く、麻雀歴は14年あったり、本を読むことや、落語を見ることが好きな層です。不動産時代は柳家権太楼にハマり各地を追っかけしていた時期も。また、勉強も頑張るタイプで簿記1級は挫けてしまいましたが、難資格として知られる行政書士試験に合格されております。また、ドラえもん大好き人間と自称する一面もあります。
あさなぎコンサルティングの動画内容は?
司法書士に関するトーク動画が中心となっています。資格の取り方から具体的な業務内容や、業界事情について有益な情報を発信されております。なお、時にエピソードトークなど司法書士が関係ないものもあります。
初期はBGMの音量がでかく少々聞きずらい点もあるかもしれません。ただ、投稿頻度は非常に高くほぼ1日に1本は動画が更新されていきます。
加陽麻里布のオススメ動画は?
退職代行サービスを司法書士が切る!
最近ブームとなっている退職代行サービスに関して司法書士の視点から触れています。自身の経営するあさなぎコンサルティングも退職代行業務を請け負っているので、実行側の内情を覗ける貴重な動画となっております。法律関係の用語がズラリと並びますが、分かりやすく解説しています。
志望者は必見の司法書士事務所の実態!
大手の司法書士法人の実態について包み隠さず語っています。全体的にはネガティブな内容かもしれませんが、生々しいリアルは多くの司法書士志願者にとって有益な情報だと思います。
加陽麻里布のまとめ
加陽麻里布はこんな方にオススメ!
- 司法書士を志されている方
- 司法書士として独立を目指す方
- 政治活動に関心のある方
全く勉強が分からなかった状態から合格を掴み取った司法書士になるまでの経緯や、なってからの苦労などを配信していますので、司法書士を志されている方は視聴必須です。
また、既に司法書士としてキャリアを歩みながらも独立を目指されている方も、お手本として参考になる動画がたくさんあります。
また、N国党党員として政治活動もされていますので、政治・社会問題に関心のある方も視聴をオススメします。
以上、司法書士YouTuberの加陽麻里布さんの紹介でした。私も入口は”立花孝志さんの歳の離れた彼女”というところから存在を知りましたが、注視すると素晴らしい内面に詰まった、特に目標に向かって全力で突っ走る力を持った方というのが分かりました。多くの人に司法書士の魅力が伝わるように、これからの活躍を期待したいです。